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右脳左脳占い

少し前にあるSNSで話題になっていた「右脳左脳占い」を紹介します。

この占い、性格診断の一種なのですが右脳と左脳の情報処理方法の違いに基づいた性格分析をするとされています。

分類の仕方には占いサイトによっていくつかパターンはありますが、情報のインプット、アウトプットを担当する脳をそれぞれ右脳か左脳かに振り分け、さらにそれを男女に振り分けるというのが一般的です。

その組み合わせは代表的なところでは次の8通りになります(インプット-アウトプット-男女という順になっています)。

右脳右脳 男/右脳右脳 女 右脳左脳 男/右脳左脳 女 左脳左脳 男/左脳左脳 女 左脳右脳 男/左脳右脳 女

ちなみにこの根拠となる右脳と左脳の働きとは、右脳は物事を直感的にとらえる機能を、左脳は物事を論理的にとらえる機能をつかさどっているそうです。

ここで「…そうです」と強く断定を避けたのには、この右脳左脳説が俗説であるという主張があるからです。

この右脳左脳説、そもそもは1970年代に取り上げられた学説ですが、1980年までには学説として否定されています。

というのもこの学説の根拠には右脳と左脳をつなぐ脳梁が切断されている被験者の脳を使っているため、完全に右脳と左脳は別々に機能するようになっています。しかし現実にはほとんどの人は脳梁がつながっており、その場合には右脳と左脳が別々に働くことはありません。

さらに右脳左脳説を唱えた学者でさえ、脳梁が切断された被験者以外へのこの説の適用を否定しているのです。

20年近く前に学者によって否定された説がまた広がり始めたのには、1度は否定された説とは知らない世代が時代の中心になりつつある上、性格分析や右脳トレーニングまで登場すると一度は否定された説であることを忘れてしまっていることがあるのではないでしょうか。

ただし最近流行の右脳トレーニングでは、右脳左脳の違いに基づいたトレーニングではなく脳を使うということにだけ目を向ければそれなりの成果が残せているともいえるので全く効果がないともいいきれません。

…とここまで右脳左脳占いを否定しておいて言うのもどうかとは思いますが、一度やってみたところ、不思議なことに当たってるんですよね。

ちなみに私は、右脳左脳男でしたが、これはと思い参考までに他のパターンを見てみると結構私に当てはまるようなことも書かれていました。

少しがっかりしつつも、その中でもより私を強調しているのが多いキャラクターは、右脳左脳男だったので少しだけ納得しています。

どんな占いにもいえることですが、あくまでも参考程度のお遊びであれば楽しめるのではないかと思いますよ。

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